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Solanaトークンのメタデータ更新:名前・シンボル・ロゴ

名前はチェーン上、ロゴはファイルの中にあります。それぞれの変更にかかる費用と正しい順番、そしてロックしてよい時期までをまとめました。

13 分で読めます J Tools Editorial
Solanaトークンのメタデータが二層であることを表した図。上にチェーン上の記録を示す光るカプセル、下にファイルを示す紙の束、その二つを細い糸がつないでいる

トークンメタデータの書き換えは一つの作業に見えて、実は二つあります。メタデータはトークンの名刺で、名前、シンボル、ロゴ、説明、リンクが入ります。ただし一か所にはありません。

二か所に分かれていて、別々に更新されます。

公開後にいちばん多い問い合わせも、ここから生まれます。ロゴは一週間前に差し替えたのに、Solscanはまだ古い名前を出している、というものです。

  • 名前とシンボルとウェブアドレスはチェーン上にあります。変更には手数料がかかります。
  • ロゴと説明とSNSのリンクはファイルの中にあります。変更は無料です。
  • 片方の層を直しても、もう片方は決して動きません。
  • ロックだけは取り消せない唯一の判断です。

トークンメタデータの二つの層

トークンが作られるとき、その情報はMetaplex Token Metadataという規格で記録されます。Solanaのほぼすべてのトークンが従う規格で、これが一つ目の層です。メタデータの口座がミントにどう結びつくかはSolanaのMetaplex Metadataの解説に書かれています。

一層目はチェーン上です。入っている主な項目は三つで、名前、シンボル、そしてファイルを指すウェブアドレスです。ウォレットもエクスプローラーもまずここを読みます。この三つのどれかを変えることはチェーンへの書き込みなので、費用がかかります。

二層目はそのアドレスにあるファイルです。中にはロゴ、説明、ウェブサイト、SNSのリンクが入っています。どれかを変えるときは、同じアドレスにファイルを上げ直すだけです。チェーンへの書き込みも手数料もありません。

だからロゴを差し替えて名前が変わらなくても、壊れてはいません。ロゴはファイルに、名前はチェーンにあり、片方を直しても、もう片方は動かないだけです。

暗い背景に横向きのガラスカプセル。名前とシンボルとウェブアドレスを表す琥珀色の欄が三つ光り、左側に編集権限を表す小さな鍵がある
項目層変え方費用
トークン名チェーン上更新ツール0.2 SOL
シンボルチェーン上更新ツール0.2 SOL
ウェブアドレスチェーン上更新ツール0.2 SOL
ロゴファイル同じアドレスに上げ直す無料
説明ファイル同じアドレスに上げ直す無料
サイトとSNSファイル同じアドレスに上げ直す無料

メタデータに触る必要があるとき

  • 新しいロゴにしたい。デザイナーから改良版が届いた場合です。ロゴはファイルの中なので、同じアドレスに上げ直せば終わりです。無料です。
  • リンクが変わった。Discordサーバーが移った、Xのアカウントが変わった、サイトが別のドメインになった。これもファイルだけで済みます。
  • 名前かシンボルが間違っている。仮の名前で公開した、あるいはシンボルに打ち間違いがある場合です。ここはチェーン上の項目なので、更新ツールを通ります。
  • ファイルを恒久ストレージへ移す。アドレス自体が変わるので、これもチェーンへの書き込みです。この手順は必ずロックより先に来ます。

前の二つはチェーンに一切触れず、費用もかからず、何度でも繰り返せます。後の二つは名前でもシンボルでもアドレスでも同じフォームを通ります。つまり、ファイルの中身は無料で、費用がかかるのはチェーン上の三項目だけです。

トークンメタデータを更新する手順

ロゴやリンクだけなら、以下の手順は要りません。名前、シンボル、アドレスを変えるなら四つの手順です。

  • まず状態を見ます。トークンの状態を読むツールを開いてトークンのアドレスを貼ります。いまの値と、編集権限がまだどこかのウォレットにあるかを教えてくれます。無料です。権限が既に手放されているなら、手数料を払う意味はありません。
  • 正しいウォレットをつなぎます。その権限を持つウォレットだけが署名できます。別のウォレットでは変更は単に通りません。
  • 新しい値を入れて署名します。メタデータ更新ツールにアドレスを貼り、変える値を書いてウォレットで承認します。その時点の手数料は確定前にページ上に出ます。
  • あとで確認します。状態をもう一度読みます。ロゴの表示は少し待つ必要があります。ウォレットは画像を10分から30分ほどキャッシュします。
暗い壁に琥珀色のピンで留められた一枚の紙。ぼやけた文字と画像の枠があり、恒久ストレージに置いたオフチェーンのファイルを表している

ロックの前に、ファイルは恒久的な場所になければなりません。繰り返される事故はこうです。公開時に無料のホストへファイルを置き、数週間後にメタデータをロックし、数か月後にそのホストが期限切れになります。アドレスは404を返すようになります。名前はチェーン上に残るので見えたままですが、ロゴと説明は消え、編集権限がもうないので、誰も新しいファイルへ向け直せません。

ロックするか、開けておくか

いずれ誰かがメタデータをロックしろと言います。ロックとは編集権限を永久に手放すことで、運営自身も含め誰も何も変えられなくなります。買う側はこれを見たがりますし、上場のチェックリストが求めることもあります。

大事なのは順番です。まずファイルをArweaveかピン留めしたIPFSへ移し、次にチェーン上のアドレスを新しいリンクへ向け、それから数日かけて別々の二台の端末で開けることを確かめ、そこでようやくロックします。

ロックの深さは選べます。更新権限を取り消すツールは名前・シンボル・アドレスを変える権利だけを手放します。イミュータブル化ツールは更新と発行とフリーズの権限を一度に手放します。三つの権限を並べた比較はトークンの権限を放棄する解説にあります。

実務的な目安はこうです。ブランドが定まり、半年ほど改名なしで動いていて、ファイルが恒久ストレージにあるなら、ロックして構いません。取引所に求められた場合も、先にファイルを移します。リブランドや第二版の話が出ているうちや、ホストを失いそうなうちは待ちます。この流れで一方通行なのはロックだけです。

メタデータの変更が通らない理由

二つの理由でほとんどの場合が説明できます。一つは編集権限が既に取り消されている場合で、多くは作成時にそうなっています。そのときは名前もシンボルもアドレスも永久に変更できません。もう一つは、つないだウォレットが権限を持つウォレットではない場合です。

二つ目はツールの不具合に見えますが違います。状態の読み取りがどのウォレットに権限があるかを示すので、そのウォレットをつなげば済みます。権限が本当に消えているなら戻る道はなく、残るのは新しいトークンを作ることだけです。

よく似ていて無害な三つ目もあります。変更はとうに通っているのに、ウォレットが古い画像を出し続けている場合です。トークンが正しく出ない、あるいは出てこない理由はSolanaのトークンがPhantomで表示されないにまとめました。エクスプローラーの検索に載せる手続きは条件が別で、Solanaのトークン検証の案内に書かれています。

いちばん繰り返される失敗

  • ファイルを直して名前も追随したと思い込む。ロゴはファイル、名前はチェーンです。それぞれ別に確かめてください。
  • ファイルが一時的なホストにあるままロックする。この一覧で最も高くつく失敗で、あとから直せません。
  • キャッシュを待たない。10分から30分は普通です。やり直す前に状態を読んでください。
  • ファイルから名前を変えようとする。ファイル内の名前欄はウォレットが無視します。本当の改名は必ずツールを通ります。
  • 違うウォレットで署名する。手数料はかかりませんが、毎回数分を無駄にします。

トークンメタデータのよくある質問

公開後にトークン名を変えられますか

編集権限がまだどこかのウォレットにあるなら変えられます。状態を無料で読めば権限のあるウォレットがわかり、変更は0.2 SOLでそのウォレットが署名します。

なぜ古いロゴのままなのですか

違う層を直したか、ウォレットがまだ画像をキャッシュしているかです。同じアドレスにロゴを上げ直し、状態を読み、キャッシュが切れるのを待ってください。

更新の費用はいくらですか

ファイルを直すのは無料です。名前とシンボルとアドレスは0.2 SOLに少額のネットワーク手数料が加わり、金額は確定前にページに出ます。

イミュータブルにすべきですか

ブランドが固まり、トークンに履歴があり、ファイルが恒久ストレージにあるならそうします。リブランドの余地がある間は待つほうが無難です。

更新権限とは何ですか

特定のウォレットが持つ、チェーン上のメタデータをあとから編集できる権利です。手放した時点で、その記録は永久に変更できなくなります。

Token-2022でも同じですか

一部だけ同じです。Token-2022はメタデータをトークン自体に持て、更新の方法も別です。この記事は多くが使うSPLとMetaplexの流れを扱っています。

メタデータを直す前に

更新は安く、何度でもやり直せるので、初日から完璧である必要はありません。名前は直せますし、ロゴは差し替えられますし、リンクは必要なだけ移せます。取り消せないのはロックだけです。ファイルを恒久ストレージへ移し、アドレスをそこへ向け、開けることを確かめ、そのあとで権限を手放してください。

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