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Pump.funの代わりに使えるSolanaのローンチ先

Pump.funが唯一の選択肢ではありません。ボンディングカーブを使わない出し方も含めて、Solanaでの選択肢を並べます。

暗い背景に複数の発射台が並び、それぞれ高さと形が違う。ローンチ手段ごとの性質の違いを表している

Pump.funの代わりを探す理由

Pump.funはSolanaのローンチプラットフォームで明確に先頭にいます。どれだけ先行しているかは集計元と時期で変わるので、具体的な割合は書きません。新規発行の半分という数字も、4分の3以上という数字もあり、あなたが読む頃にはどれも古くなっています。

それでも他を探す理由はいくつかあります。ボンディングカーブの価格設計が自分の計画に合わない。手数料の取られ方を変えたい。卒業という仕組みを挟まずに、最初から通常のプールで取引させたい。あるいは、ミームコインではなく実際のプロジェクトのトークンを出したい。

この記事は、その選択肢を性質ごとに整理します。投資助言ではなく、どのトークンを出すべきかについても何も言いません。

ボンディングカーブとは何か

先に仕組みを押さえておくと、比較が読みやすくなります。ボンディングカーブは、プールを用意せずに価格を決める数式です。買い手が来るたびに価格が少し上がり、売り手が出るたびに少し下がる。それだけのルールです。

利点は、発行者が最初の流動性を用意しなくていいことです。誰も買っていない状態でも価格が定義されているので、1人目の買い手がそのまま参加できます。

Pump.funでは、カーブ上で十分な買いが集まると卒業します。集まった資金で通常の流動性プールが自動的に作られ、以後はそのプールで取引されます。卒業後の取引はPumpSwapに着地します。

選択肢の比較

方法初期流動性価格の決まり方向いているもの注意点
ボンディングカーブ型不要数式ミームコイン、素早い実験卒業前は板が薄い
SPL発行 + 自前プール必要プールの残高設計を自分で決めたい場合初期資金が要る
Token-2022 + 自前プール必要プールの残高転送手数料などの拡張が要る場合対応していない場所がある
発行と初回購入をまとめる必要プールの残高初動を自分で押さえたい場合設計が複雑になる

ボンディングカーブ型以外は、どれも「トークンを作る」と「取引できる場所を作る」の2工程に分かれます。分かれているぶん自由度がありますが、両方を自分で決める必要があります。

ボンディングカーブと通常の流動性プールの価格形成を並べた図。前者は数式で、後者は残高比率で価格が決まることを示している

通常のSPL発行でやる場合

いちばん素直な方法です。トークンを作り、権限を整理し、プールを作る。順番はこの3つです。

1. トークンを作る。トークン作成ツールで、名前、シンボル、小数点桁数、供給量を決めます。小数点は6か9が一般的です。

2. 権限を外す。追加発行と凍結の権限が残っていると、買う側から見て危険なトークンです。3つの権限をまとめて放棄から、ミント権限、フリーズ権限、更新権限を一度に外せます。

3. プールを作る。流動性プールの作成で、RaydiumかMeteoraかOrcaを選びます。ここに入れたSOLとトークンが、最初の取引相手になります。

この方法の利点は、供給量も配分も自分で決められることです。欠点は、初期流動性を自分で用意する必要があることと、誰も知らないトークンのプールを作っても最初は誰も来ないことです。

Pump.funで出すなら

Pump.fun自体を使う場合も、出し方に幅があります。単純に1ウォレットで出すならPump.funトークン作成で、作成者買いとJitoチップを設定して署名するだけです。

作成と同時に複数ウォレットで買いを入れたい場合は、バンドルを使います。作成とバンドル購入をまとめると、同じブロック内で最大16件のまとめ買いを実行できます。スナイパーより先に自分の買いを通す目的で使われます。

ここは正直に書きますが、バンドル購入で初動を押さえること自体は、あとから保有者分布に痕跡として残ります。Wallet Scope のウォレット分析のようなツールを使えば、同じ資金源から出た複数ウォレットが同じブロックで買っていることは外から見えます。隠せる操作ではありません。

同一ブロック内で複数ウォレットが同時に購入する構造の図。バンドルによる同時実行と、その痕跡が分布に残る様子を示している

卒業という段階

ボンディングカーブ型を使うなら、卒業の前後で性質が変わることを知っておく必要があります。

カーブの上にいるあいだ、価格は数式で決まります。買えば上がり、売れば下がる。誰かが大量に買っても、プールが枯れることはありません。数式が価格を出し続けるからです。

卒業すると、集まった資金で通常の流動性プールが作られ、以後はそのプールの残高が価格を決めます。ここで初めて「プールが薄い」「プールが抜かれる」という問題が発生します。カーブ上では起きなかったことです。

もう1つの変化は、取引できる場所が増えることです。卒業後はアグリゲーター経由でも届くようになり、Solanaスワップの画面からも扱えるようになります。カーブ上のトークンは、その発行プラットフォームの中でしか取引できません。

発行する側にとっての意味は、卒業までが1つの区間で、卒業後がもう1つの区間だということです。カーブ上の設計と、卒業後のプール設計は別物として考える必要があります。

出したあとに必要になる作業

どの方法を選んでも、発行の後に来る作業はほぼ同じです。ここを先に把握しておくと、どのプラットフォームを選ぶかの判断が変わります。

  • 保有者を確認する。配布や初動の結果、分布がどうなったかを見ます。保有者スナップショットで上位から一覧を取れます。
  • 関係を確認する。複数ウォレットを使ったなら、それが外からどう見えるかを自分で確認しておきます。J Mapのトークン関係図で描けます。
  • メタデータを直す。画像や説明を後から差し替える必要が出たら、メタデータの更新から行います。更新権限を先に放棄していると、これはできません。
  • 不要なアカウントを閉じる。テストで作ったアカウントは、閉じればレント分のSOLが戻ります。

卒業という段階

ボンディングカーブ型を使うなら、卒業の前後で性質が変わることを知っておく必要があります。

カーブの上にいるあいだ、価格は数式で決まります。買えば上がり、売れば下がる。誰かが大量に買っても、プールが枯れることはありません。数式が価格を出し続けるからです。

卒業すると、集まった資金で通常の流動性プールが作られ、以後はそのプールの残高が価格を決めます。ここで初めて「プールが薄い」「プールが抜かれる」という問題が起きます。カーブ上では起きなかったことです。

もう1つの変化は、取引できる場所が増えることです。卒業後はアグリゲーター経由でも届くようになり、Solanaスワップの画面からも扱えます。カーブ上のトークンは、その発行プラットフォームの中でしか取引できません。

発行する側にとっての意味は、卒業までが1つの区間で、卒業後がもう1つの区間だということです。カーブ上の設計と、卒業後のプール設計は別物として考える必要があります。

出したあとに必要になる作業

どの方法を選んでも、発行の後に来る作業はほぼ同じです。ここを先に把握しておくと、どのプラットフォームを選ぶかの判断が変わります。

  • 保有者を確認する。配布や初動の結果、分布がどうなったかを見ます。保有者スナップショットで上位から一覧を取れます。
  • 関係を確認する。複数ウォレットを使ったなら、それが外からどう見えるかを自分で確認しておきます。J Mapのトークン関係図で描けます。
  • メタデータを直す。画像や説明を後から差し替える必要が出たら、メタデータの更新から行います。更新権限を先に放棄していると、これはできません。
  • 不要なアカウントを閉じる。テストで作ったアカウントは、閉じればレント分のSOLが戻ります。

どれを選ぶか

実験なら、ボンディングカーブ型が速くて安い。トークンとして育てるつもりなら、通常のSPL発行で権限を外し、自分でプールを用意するほうが後の自由度が高い。転送手数料のような仕掛けが要るならToken-2022の作成ですが、対応していない場所があることを織り込んでください。

どれを選ぶにしても、出す前に一度Devnetで通しておくと事故が減ります。Devnetフォーセットで無料のテスト用SOLが手に入るので、本番と同じ手順を練習できます。

発行前に、買う側が何を見るかを一度通しておくと設計が変わります。診断ツールがどこまで見ているかは診断ツール3種の比較にあります。買う側の視点も持っておくと、設計が変わります。ミームコインとはで、買い手が何を見ているかを書きました。買い手が確認する4項目を、自分のトークンが通せるかどうかが判断材料になります。

J
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