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Solanaのバニティアドレス:ウォレットとミントの違い

一文字増えるたびに探索量は58倍になります。接頭辞が本当にいくらかかるのか、ウォレットとミントの分かれ目、そして残高を消す落とし穴まで。

11 分で読めます J Tools Editorial
ほぼ黒い背景に光るbase58のアドレス。先頭の四文字だけが他よりはっきり大きく明るく、接頭辞を表している

バニティアドレスとは、ごく普通の鍵ペアのうち、公開側がたまたま望んだ文字で始まっているものです。探して当てただけです。

裏に仕掛けはありません。プログラムが鍵ペアを無作為に引き、合わないものを捨て、最初に合ったものを残します。

支払うのは計算時間です。そこに、間違えると高くつく判断が一つ加わります。

  • 一文字増えるたびに探索量は58倍になります。
  • 暗号の中身は変わりません。安全にも脆弱にもなりません。
  • ウォレットのバニティアドレスとミントのバニティアドレスは別の話です。
  • 鍵を作った人が、その残高の持ち主を決めます。

バニティアドレスの正体

Solanaのアドレスは32バイトのed25519公開鍵をbase58で書いたものです。文字表は58文字で、数字の1から9、大文字のAからH、JからN、PからZ、小文字のaからkとmからzが入ります。0と大文字のOと大文字のIと小文字のlは意図的に外れています。多くの書体で見分けがつかないからです。

つまりバニティアドレスは特別な形式ではありません。生成器は無作為な鍵ペアを試し続け、先頭に指定の文字が並んだところで止まります。Solana自身も同じ探索を自前のコマンドでバニティアドレスの作り方として説明しています。

暗い背景に光るブロックで作られた上り階段。一段ごとに高くなり、一文字増えるたびに探索量が指数的に増えることを表している

ほとんど誰も言わない計算

N文字の接頭辞なら、平均試行回数はおよそ58のN乗です。下の時間は桁の感覚であって、約束ではありません。

接頭辞平均試行CPU(ノート)GPU(一枚)
3文字約19万5000即時即時
4文字約1130万1分から5分数秒
5文字約6億5600万1時間から3時間1分から5分
6文字約380億数日1時間から6時間
7文字約2兆2000億数週間1日から4日
8文字約128兆現実的でない複数枚で数週間

大文字小文字を区別しない探索は、文字ごとに空間をおよそ半分にします。多少は効きますが、ノートで八文字を現実的にするほどではありません。多くのチームにとって正直な地点は、区別ありで四文字か五文字、区別なしで五文字から六文字です。

ウォレットとミント、二つのバニティアドレス

ウォレットのバニティアドレスは、ほとんどの人が思い浮かべるほうです。公開鍵が自分のイニシャルやハンドルで始まるまで探し、シードフレーズを保管し、そのウォレットを何年も使います。ウォレット用の希望アドレス生成ツールはブラウザ内で探索を回し、シードと秘密鍵と鍵ペアのJSONを返します。

ミントのバニティアドレスはより珍しく、重みも違います。SPLトークンのミントアドレス自体が鍵ペアで、その鍵ペアがミントを作る最初のトランザクションに署名します。その後ほとんどの公開は発行権限とフリーズ権限を手放し、鍵ペアは引退し、アドレスだけがあらゆるエクスプローラーと一覧に残り続けます。

ミント用のバニティアドレスツールは、探索とSPLの作成とMetaplexのメタデータを一つの流れにまとめます。プラットフォーム手数料は選ぶ項目によって0.2から0.35 SOLの範囲で、確定前にページ上へ正確な額が出ます。接頭辞と接尾辞をそれぞれ四文字までに絞ってあるのは意図的で、それより長い探索はブラウザのセッション内で終わらないためです。公開の段取りのどこに入るかはミームコインの作り方にあります。

CPUかGPUかクラウドか

  • CPUだけ。一文字から四文字までなら十分です。ブラウザの生成器は手元のコアを使います。
  • 自前のGPU。CUDAで回す探索器なら、五文字か六文字が自宅でも現実的になります。
  • 借りたGPU。七文字を射程に入れます。一時間あたり数ドルと、誰が鍵を見るのかというはっきりした判断が要ります。
  • 他人のバニティサービス。手軽で、しばしば危険です。理由はすぐ下にあります。
二つに割れた絵。左は机の照明の下に置かれた鍵、右は同じ鍵が他人の壁にあり手前に人影が立っている。鍵を誰が作ったのかを問う構図

秘密鍵を他人が作ったアドレスへは、決して送金しないでください。無料のバニティサービスは鍵の写しを当たり前に保管します。そこにSOLや価値のあるトークンが載った瞬間、運営はいつでも空にできますし、取り戻す手立てはありません。鍵ペアがそもそも何かはSolanaの鍵ペアの解説に書かれています。

手順を順番に

  • 接頭辞を決める。四文字か五文字、読める形で、文字表から外れた字は避けます。誰も声に出して読めない接頭辞は役に立ちません。
  • 手元で探索する。生成器はブラウザで動き、鍵ペアは自分の機械で生まれ、どのサーバーにも送られません。
  • すぐ保存する。タブを閉じる前にシードフレーズと秘密鍵を書き出します。失った当たりは永久に戻りません。
  • そのあとで入金する。まず少額で試し、アドレスを一度落ち着いて見ておきます。

必要なのが一つのアドレスではなく多数のほう、たとえば検証用なら、ウォレットをまとめて作るツールが合っています。接頭辞は探さず普通の鍵ペアを作るので、その用途にはそれがちょうど正しい形です。

いちばん繰り返される失敗

  • 他人が作ったアドレスに入金する。この一覧で最も高くつく失敗で、四半期ごとに戻ってきます。
  • 八文字にこだわる。ノートでは根気の問題ではなく、単に手が届きません。
  • 当たりを保存しない。タブが閉じれば鍵ペアは消え、探索はゼロからです。
  • 大文字小文字を見落とす。MEMEとmemeは所要時間の違う別々の探索です。
  • バニティアドレスを安全性と混同する。きれいな接頭辞は何も守りません。シードと権限の規則はそのままです。

後回しにして悔やむ決めごともあります。探索を始める前に、鍵ペアをどこへ保管するかを決めておくことです。深夜二時に五文字の当たりが出て、タブは開いたまま、シードの置き場が決まっていなければ、結局は携帯のメモに写されます。置き場を先に決め、探索はその後です。

Pump.funで公開されたトークンの末尾が「pump」になるのも、よく混ざる特殊な例です。あの接尾辞は探索で当てるのではなく公開の過程で付くので、上の規則が同じようには当てはまりません。

結局のところ何を買っているのか

バニティアドレスはブランドのてこであって、暗号のてこではありません。計算時間を払い、人が一目で覚えるbase58のひとかたまりを得ます。ブランドが探索に見合うなら、当たった瞬間に秘密鍵を見せてくれるツールで、自分で回してください。

トークンを何で作るかまだ決めていないなら、トークン作成ツールの比較が並べて説明しています。バニティの選択肢も入っています。

他より落ちやすい細部もあります。接頭辞はフォームに打った形ではなく、エクスプローラーに出る形で確かめてください。一覧の書体は自分のエディタの書体ではなく、はっきり見えていた字が、実際に人が読む場所でそうとは限りません。

バニティアドレスのよくある質問

Solanaのバニティアドレスはどれくらいかかりますか

接頭辞の長さだけで決まり、伸び方は直線ではありません。四文字なら分、五文字なら時間、一文字増えるごとに探索量は58倍です。

普通のアドレスより安全性が落ちますか

鍵ペア自体は落ちません。違うのは入手の仕方です。自分のブラウザで作ったものは他と同じで、誰かに送られたものはそもそも自分のものではありません。

いま使っているウォレットに接頭辞を付けられますか

付けられません。アドレスは鍵から導かれるので、別のアドレスは別の鍵です。新しい鍵ペアを作り、意識して移ります。

バニティのミントは普通より高くつきますか

ミント自体は同じです。払うのは探索で、その時点の手数料は確定前にツールのページに出ます。

大文字小文字は関係しますか

します。base58は両者を区別します。混ぜた書き方のほうが、全部大文字や全部小文字より早く見つかるのが普通です。

二人が同じバニティアドレスを引くことはありますか

実際には起きません。接頭辞は44文字のうち数文字で、残りの空間は想像がつかないほど広いままです。

手間が見合うとき

何千人もがエクスプローラーでアドレスを読むトークンなら、整った接頭辞は本物のブランド面積です。自分だけが使うウォレットなら好みの問題です。どちらでも同じ一文が効きます。鍵は自分で作り、すぐ保存し、そのあとで送金してください。

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