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Pump.funの偽トークンを見分ける方法と本物の探し方

Pump.funには同じ名前のコインが並びます。偽トークンを避けるには、プロジェクトが公開したミントアドレスで本物を確かめます。

12 分で読めます J Tools Editorial
斜めから見た暗い灰色の四角いタイルが並び、どれにも小さなラベルと紋章、値動きのような細い折れ線がある。ほぼ同じタイルの中で右下の一枚だけが縁を赤橙色に光らせ、四隅には赤いもやがかかっている

2026年5月の記事で、Pump.funのいちばんの問題は似たコインが多すぎて本物が埋もれることだと書きました。2026年9月25日に確かめ直しても、同じ名前の偽トークンに出会いやすい状況は同じでした。

このガイドでは偽トークンを避ける順番を整理します。公開されたアドレスで本物を特定し、どのコインでも同じ結果になるチェックと目立つだけの数字を外して、最後に本当に違うところを見ます。

2026年9月25日のPump.funで見えたこと

黒い背景で上の両隅に暗い赤の光がにじみ、同じ輪形の紋章が刻まれた青緑色のコインが縦に連なって落ちていく。ぼやけたコインが続くなか、中央の一枚だけがくっきり見え、縁が赤橙色に光っている。同じ見た目のコインから一枚を選び出す様子

Pump.funが公開している新着コインの一覧を読むと、新しいコインは途切れずに増えていました。目についたのは、同じ名前とティッカーが何度も現れていたことです。その名前のコインを、一つではなく複数のウォレットが数分のうちに次々と作っていました。

カーブを完了したコインでも同じでした。一つのティッカーがミントアドレスの違う複数のコインに付いていて、作成者のウォレットも作られた日もばらばらです。チェーン上のメタデータにも同じティッカーが入っています。

5月に書いた問題は、9月25日にも続いていました。名前だけでは、どれが本物でどれが偽トークンかは決められません。

名前はコインの身元ではない

Solanaのトークンは、ミントアカウントのアドレス、つまりミントアドレスで識別されます(Solana公式のトークンの解説)。名前、ティッカー、ロゴはその上に貼られたラベルです。このアドレスはコントラクトアドレス、略してCAとも呼ばれます。

Pump.funのプログラムは、作成者が渡した名前、ティッカー、画像のリンクをそのまま使ってコインを作ります(Pump.funのプログラム公式ドキュメント)。二つ目のコインが同じものを使うのを止める仕組みはなく、同じ名前の偽トークンが並ぶのはそのためです。

コインページのURLは、pump.fun/coin/のあとにミントアドレスが続く形です。ページにはコントラクトアドレスをコピーするボタンと、作成者のプロフィールへのリンクがあります。Pump.funは各コインを作ったウォレットを記録しているので、名前が同じでも作成者のウォレットが違えば、それは別のコインです。

偽トークンを避けるために、正しいアドレスを見つける

  1. アドレスはプロジェクトの公式サイトか公式アカウントから取ります。返信、ダイレクトメッセージ、検索結果、トレンドの一覧に出てきたものは使いません。
  2. プロジェクトが管理しているもう一つの場所でも同じアドレスかを確かめます。一致しなければ、そこで止めます。
  3. アドレスは全体を見比べるか、検索窓に貼り付けて照合を検索に任せます。最初と最後の数文字だけで判断しないでください。Pump.funのアプリで作ったコインは、大半のアドレスが「pump」で終わりますが、全部ではなく、チェーン上で読んだ偽トークンのアドレスも「pump」で終わっていました。末尾は決め手になりません。
  4. そのアドレスでコインを開き(Pump.fun、チャートサイト、エクスプローラーのどれでも)、名前が合っているかを確かめます。名前からアドレスを探すのとは逆の順番です(チャートサイトの読み方の解説)。
  5. 作成者と作成日を見ます。コインページから作成者のプロフィールへ移れます。ただ、同じ名前で古いほうのコインが本物とは限らず、決め手はあくまで公開されたアドレスです。

コインを確かめるのに必要なのは、公開されているアドレスだけです。「確認のため」とシードフレーズや秘密鍵を求めてくる人は、あなたの味方ではありません。j.toolsがそれを求めることもありません。

本物でも偽トークンでも同じ結果になるチェック

Pump.funで作られたコインは、ミント権限もフリーズ権限も最初から空です。設定するのは作成者ではなくPump.funのプログラムです。私たちがチェーン上で読んだコインでは、メタデータの更新権限もすべて空で、名前、ティッカー、画像はもう変えられません。

チェックPump.funで作られたコインでの結果本物とコピーを見分けられるか
ミント権限作成時から空いいえ
フリーズ権限作成時から空いいえ
メタデータ読んだコインはすべてロック済みいいえ
卒業後の流動性最初のLPは移行でバーン済みいいえ
アドレス末尾の「pump」アプリで作ったコインの大半に付く。コピーにも付くいいえ

流動性の行には補足が要ります。コインがカーブを完了してPumpSwapへ移ると、プールの最初の流動性に対するLPトークンは移行の中でバーンされ、作成者の手には渡りません。ただし、あとから誰かが加えた流動性には別のLPトークンがあり、同じコインの別のプールにバーンはありません(Pump.funの卒業で起きること)。

つまりこれらのチェックは、本物にも偽トークンにも同じ答えを返します。通常のSPLトークンでは意味があり、いくつかのリスクを除けますが、Pump.funの二つのコインは見分けられません。買う前に確かめる項目の全体はラグプルを見抜くためのチェックリストにあります。

フィードで目立つ数字はあまり当てにならない

黒い背景に横向きの金網のふるいがあり、赤く光る丸い小石の山をせき止めている。網の小さな穴から、オレンジ色に光るカプセル形のかけらが一つだけ下へ落ちていく。一つだけを通すフィルターのイメージ

偽トークンを見分けるうえで、次のものはほぼ役に立ちません。

  • フィードやトレンドでの順位:動きがあることは示しても、身元は示しません。
  • カーブ上の時価総額:カーブの価格に総供給量を掛けた値で、実際に払い込まれたSOLの量ではありません(ボンディングカーブの仕組み)。
  • 出来高:少数のウォレットが売買を往復させるだけでも生まれます。ウォレット数と並べて読む方法は上の解説にあります。
  • 保有者数:一人の持ち主が保有分を多くの新しいウォレットに分けられます(バンドルローンチを見抜く方法)。
  • 返信やフォロワーの数:簡単に作れるうえ、どのアドレスが本物かについては何も語りません。
  • 名前、ティッカー、画像:上で見たとおり、誰でも同じものを使えます。

本物と偽トークンで違うところ

本物と偽トークンを比べるなら、見るべきは次の三つです。

一つ目は作成者のウォレットとその履歴です。コインページから作成者を開いてアドレスをコピーし、Wallet Scopeで作成者を調べると、残高、保有、ウォレットの年齢、最近のスワップが見えます。クラスター表示は、最初のSOLを同じ個人のウォレットから受け取ったウォレットをまとめ、取引所からの入金は別に扱います。

二つ目は、供給を誰が持っているかです。保有者スナップショットはミントアドレスから今の保有者を調べて分類し、開発者のウォレットと新しいウォレットを見つけ、集中度を示し、一覧を書き出せます。

三つ目は、上位の保有者どうしのつながりです。J Mapで保有者の関係を見ると、ミントアドレスから上位の保有者が描かれ、供給に占める割合で大きさが変わり、送金や資金提供でつながるウォレットが線で結ばれます。

見送る理由の一覧を自分で持っておき、何より先に当てはめましょう。知っている名前のコピー、確かめられなかったアドレス、素性のわからない作成者。一つでも当てはまれば、そのコインは見送ります。

Pump.funの偽トークンについてよくある質問

Pump.funのコインのコントラクトアドレスはどこで確かめられますか?

プロジェクトの公式サイトか公式アカウントで確かめ、別の公式の場所でも同じかを見ます。Pump.funではコインページのURLの末尾がそのアドレスで、ページにはコピーのボタンもあります。返信、ダイレクトメッセージ、検索結果からは取らないでください。

同じ名前とティッカーのPump.funコインが二つあることはありますか?

あります。名前を予約する仕組みはなく、2026年9月25日にはカーブを完了した複数のコインが一つのティッカーを共有し、それぞれ別のウォレットが作っていました。重複しないのはミントアドレスだけです。

同じ名前でいちばん古いコインが本物ですか?

そうとは限りません。プロジェクトが発表するコインより先にコピーが作られていることもあり、どのアドレスが自分のものかを決めるのはプロジェクトです。作成日時は手がかりで、答えは公開されたアドレスです。

アドレス末尾の「pump」や空のミント権限は本物の証明になりますか?

なりません。Pump.funのアプリで作ったコインは、大半のアドレスが「pump」で終わり、Pump.funで作られたコインはどれもミント権限とフリーズ権限が空の状態で始まります。偽トークンも同じです。

保有者や出来高が多ければ、正しいコインを見つけたことになりますか?

なりません。どちらも少数のウォレットから生まれることがあり、その名前でいちばんにぎわっているコインが、プロジェクトの出したコインとは限りません。先にアドレスを照合し、それから保有者と作成者を調べます。

本物のコインは、プロジェクトが公開したアドレスのコインです。名前や順位で決まるものではありません。偽トークンを避けるいちばんの近道は、アドレスから始めることです。この記事は投資助言ではありません。

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